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アダルトチルドレンとは?症状や生きづらさ、回復することが出来るまで。

2022年5月16日

みなさんこんにちは。こうです。

アダルトチルドレンとは、子供のころに、親との関係で何かしらのトラウマによって心に傷ができ、その傷を抱えたまま大人になった人のことを言います。

親との関係でトラウマとなりうる体験としては、アルコール依存症や薬物依存症、セックス依存症、ギャンブル依存症、ワーカーホリックなどといった嗜癖の障害の親の元で育つことや、機能不全家族の元で育つことなどが挙げれれます。

また現在では、アダルトチルドレンの解釈が広がり、アルコール依存症のある親の元で育った人だけではなく、愛情不足で育ったこと、子供なのに親のように生きさせられたことや、子供が子供らしく生きることが出来なかったことなど、現在の生きづらやパーソナリティに影響している状態としても使われるようになっています。

アダルトチルドレンとは

アダルトチルドレン(AC)は、自分の子供時代に親の関係、またその家庭状況によって、子供が何かしらの心の傷を負ったままた成人をしている人のことを言います。

親との関係でトラウマとなりうる体験としては、アルコール依存症や薬物依存症、セックス依存症、ギャンブル依存症、ワーカーホリックなどといった嗜癖の障害の親の元で育つことや、機能不全家族の元で育つことなどが挙げれれます。

また現在では、アダルトチルドレンの解釈が広がり、アルコール依存症のある親の元で育った人だけではなく、愛情不足で育ったこと、子供なのに親のように生きさせられたことや、子供が子供らしく生きることが出来なかったことなど、現在の生きづらやパーソナリティに影響している状態としても使われるようになっています。

数年前まで、アダルトチルドレンとは、親がアルコール依存症の過程で育ち成人した人のことを言っていました。

「Adult Children of Alcoholics」と英語でもいいます。

ですが、最近では、アダルトチルドレンの定義が時代とともに変わっていきました。

親からの支配や精神的・身体的虐待や家族の不仲、家族離散などといった機能不全家族で育ち、生きづらさを抱えている人という捉え方に変わっていきました。特に日本では、信田さよ子先生による本が新しく出たことで、よりアダルトチルドレンが浸透していきました。

では、なぜ、よりアダルトチルドレンという言葉が浸透してきたのかというと、アルコール依存症の家族でも、現代の機能不全家族でも、根底的な原因は同じだからです。

機能不全家族とは

機能不全家族とは、本来の家族にあってしかるべ機能がその家族で不十分になっていること、機能が不全していることの家族のことをいいます。

その家族で育っている子供には、十分な愛情が注がれていなく、親が与えてくれる安心感、自由な時間や場所、心の安心感や平安感が与えられていないことが多いです。

機能不全家族で育っている子供の多くは、「何も感じない」「何も口をしない」という行動を取ることで、家族が家族であれるように市、家族を維持するようにしています。

ですが、このような家庭で育つことは、とても緊張感があることで、子供はゆっくり休むということがありません。

いつも息が詰まっているように感じ、また精神的な虐待・肉体的な虐待、ネグレクト、両親の不仲、親のアルコール依存・薬物依存、愛情がない、偏った愛情、共依存、過干渉という様々な病理があり、

そこで生きていかないといけない子供は、いろんな役割を背負い、育つことになります。

アダルトチルドレンの原因

なぜ、アダルトチルドレンという生きづらさの問題が、今多く見受けられるのか?

それは、やはり機能不全家族という中で、親からの愛情不足や共依存的な関係があるのではないでしょうか?

親との関係で何かトラウマな出来事があったり、過度に良い子をしないといけないということが、自分のアイデンティティが不安定であったり、何か生きにくさを感じることが増えて来ています。

共依存的な家族関係だと、親が子供に対して、「お前がいないと私たちは生きていけないんだ」とか、子供が自立してたいのに、自分の手から離れるのが怖くて自立させないようにして、いつでも親の手の届くところに居てほしい。

などと、言った相手の存在に自分の存在をガッチリと覆い被せてしまうような関係にも、アダルトチルドレンの一つの原因ではないかなと思います。

アダルトチルドレンの自分についての特徴

では、アダルトチルドレンの人たちにはどんな特徴があるでしょうか?

このような特徴を上げてみました。

アダルトチルドレンの人は、「確かに!あるある!」と納得するのではないでしょうか?

私自身もそうでした。

アダルトチルドレンを克服する前は、上に上げているものがほとんど当てはまっていました。

アダルトチルドレンの人間関係についての特徴

アダルトチルドレンの人間関係にはこんな特徴があります。

人間関係においてのアダルトチルドレンの特徴もあげてみました。

アダルトチルドレンの多くは、自分についてや人間関係においても、何かしらの問題を抱えていたり、そうせざるを得ない行動をしてしまいがちです。

これらの言動や行動が自分自身にもあるということを知っているだけでも、少しだけ生きづらさから解放されていくと思います。

アダルトチルドレンの7つのタイプ

アダルトチルドレンには、7つのタイプがあると言われています。

その解説をこちらのページに書いていますので、ぜひ御覧ください!

アダルトチルドレンには7つのタイプがある!あなたはどのタイプ? - りこあ|Re-Core
アダルトチルドレンには7つのタイプがある!あなたはどのタイプ? - りこあ|Re-Core

皆さんこんにちはこうです! アダルトチルドレンのタイプには、5〜7つあると言われています。 機能不全家族の元で育つことで、親の歪んたマインドによって私たちは、幼いながらも家族を支えたり、助けたりして、

re-core.net

アダルトチルドレンが持っている生きづらさとは

ここまで、アダルトチルドレンのタイプを書いてみました。では、アダルトチルドレンが持っている根底的な生きづらさというのは、なんでしょうか?

そうそれは、各タイプのデメリットこそがアダルトチルドレンの生きづらさそのものなのです。

各タイプのデメリットが悩みの行動になってしまう

もちろん各タイプには良いメリットやそれで得ているプラスの面がたくさんあるのですが、それが裏目に出てしまうのです。

例えば、プラケータタイプのアダルトチルドレンだと、つい人のお世話をしてしまうので、自分がたとえ疲れていたとしても、相手を慰めてしまいます。

そうすると、人を慰め終えたときに、どっと疲れてしまい、「なんでこんなことをしてしまっているんだろう」を思います。

これが日々の生活を疲れさせている原因でもあります。

これを自分で理解をしていたとしても、その習慣で今日生きて生きているので、なかなか治す事ができません。

これが、アダルトチルドレンの各タイプのデメリットなのです。そのタイプの癖からなかなか、そうしないことの自分へと変わる事ができなくて、それが悩みになってしまうのです。

自分のタイプの自己理解度が少ない

自分のアダルトチルドレンのタイプというのを知るという機会がほとんどないので、なぜ自分が悩んでいるような行動を起こしてしまうのか。

いつもなんで人の慰め役などに回ってしまうのかと悩みます。

とあるカウンセラーは、「自己理解をすればするほど、その人の過去は整理されて癒やされていく」という言葉がありますが、まさにそのとおりだと思います。

悩みがある問題の実際の行動を振り返って、なぜその行動をしているのかを考えていくと、

カラクリがとけていくので、自分のアダルトチルドレンのタイプの自己理解度を深めていくことがとっても大切です。

認知が歪んでしまう

アダルトチルドレンの特徴として挙げられるのが、「認知の歪み」です。

それは、「人の顔色を伺いすぎてしまう」「なんでも自分のせいにしてしまう」「私は人に嫌われてしまう」といった考えが根付いていることです。

この認知の歪みを直さない限り、また、自分が認知が歪んでいることに気が付かない限り、これからずっとそういった考えによって、行動が生まれてしまいます。

だからこそ、認知行動療法(GBT)をして、自分にはどんな認知が歪んでいるのかを気付いて、その認知を修正していくことが必要不可欠になっていきます。

アダルトチルドレンの回復・克服の方法

では、アダルトチルドレンの私たちはどのようにして、アダルトチルドレンを回復・克服していけばいいのでしょうか?

自己理解を深めていく

先程も書きましたように、自分のアダルトチルドレンのタイプを知ることなどといった、自己理解を深めていくことはとっても大切です。

自分の認識を変えていく

アダルトチルドレンの人のは、「自分が悪いせいで」という低い自尊心があります。

これは、アダルトチルドレンの人の変える事ができない認識です。

でも、「すべて自分が悪い」というわけではまったくありません。

この認識を「すべて自分が悪い」というのを変え、「すべて自分が悪いのではなく、家族・親(機能不全家族)のせいだ」と認識を変えることで、

アダルトチルドレンが抱える生きづらさから解放されていきます。

本で知識をつけていく

私自身も本等で知識をつけていくことはとっても益になりました。

所詮自分の知識だけでもは、理解する視野が狭くなってしまいますし、理解度が偏ってしまいます。

ですが、アダルトチルドレンの本を読んでいくと、作者の人の体験談を知ることができるので、おすすめです。特に私自身いろんなアダルトチルドレンの本を読み、読んで良かったなと思える本をご紹介致します。

認知行動療法や感情日記を書く

認知行動療法(CBT)や感情日記をすることで、自分の心が整理されていきます。アダルトチルドレンには、AC特有の思考の癖があります。

その思考の癖を変えて上げることで、アダルトチルドレンの生きづらさから少しずつ克服することが出来ます。

カウンセリングを受けてみる

カウンセリングを受けることも、アダルトチルドレンが克服できる大切な克服法です。

人に話を聞いてもらうことで、「受け入れられた体験」をし、幼少期に体験することが出来なかったことをすることで、心にエネルギーを得ることが出来ます。

人は、心にエネルギーを得ることが出来ると、行動を起こすことが出来ます。

カウンセリングの根幹をなすことだと思います。

アダルトチルドレンの仲間を見つける

よく、「話しっぱなし、聞きっぱなし」というミーティングや自助グループでのワークショップがあります。

アダルトチルドレンの仲間が集まり、お互いが自分の過去のことや親からの支配されて嫌だった出来事など、思ったことをひたすらに話をし、

お互いに、共感し励まし合うことで、自分の心にカタルシス効果を得ることが出来、その人自身の心が変わっていくというのがあります。

アダルトチルドレンとして生き方

アダルトチルドレンとしてどうやって生きていけばいいのか。これは、アダルトチルドレンの人の永遠のテーマかもしれません。

私自身、アダルトチルドレンとして生きていますが、治そうと思ってたり、必死に自分を変えていこうと思っていました。たくさんの本を買って知識をつけて自分を変えて行こうとしていました。また、カウンセリングやセミナーを受けました。

ですが、ある一定のラインでは、自分を変えることは出来ました。でも、その上から自分を変えるということは出来ませんでした。では、どうやって、アダルトチルドレンとしての生き方をしているのか。

自分を知ることからスタート

まずは、自分を知るということから、アダルトチルドレンとしての生き方や楽に生きれることや、自分らしく生きることが出来るようになるんではないでしょうか?

今の時代、アダルトチルドレンや生きづらさという言葉を使った書籍が多いです。そういった書籍を読むことや、カウンセリングを受けて自分を知っていくことも、自分を知るスタートです。

アダルトチルドレンの自分を受け入れていく

次に必要なのは、アダルトチルドレンの自分を受け入れていくということです。

アダルトチルドレンは、人間関係のギクシャクや自分と上手に付き合うことが出来ないということがあります。その自分をも受け入れていくというのも大切です。

「アダルトチルドレンの自分でいい」
「アダルトチルドレンとしての生きづらさを持っているけども、それも大切な自分の一部なんだ」
「アダルトチルドレンの自分も大切な自分」

と、自分を受け入れていくことなんです。

アダルトチルドレンの自分が治る人もいるでしょう。

ですが、アダルトチルドレンの自分というものを、自分の長所の一つだとか自分の良さであると、認識を変えることで、アダルトチルドレンの自分という生き方が楽なっていきます。

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