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「あの人はなんで非常識なことをするんだろうか」と思ったら自分のバウンダリー(境界線)を見つめるチャンス!

レストランやファミレス、または電車に乗っている時に、

「あの人はなんで非常識なことをするんだろうか」「あの人はマナーがなっていないなー」

と思ったことってありませんか?私はよくそう思うことがありました。

例えば、カフェでコーヒーを飲んでいるときに、ゴミを落としたままにしている人を見ると、

「なんでゴミを落としたままにしているのだろう?拾うのが常識だろー」と思うことがありました。

普通なら思いますよね?

ですが実は、こういうことを思うことには、私たちの心の中に眠っている心のからくりがあるんです。

自分の心の中に眠っている「価値観」が影響している

私たちの心の中には、「価値観(ビリーフ)」というものがあります。

この「価値観(ビリーフ)」によって、私たちの行動が生まれていると言ってもいいです。

その「価値観(ビリーフ)」は、親から植え付けられたものであったり、

自分自身がそうしないと生きていけないという思いの中から生まれています。

例えば、勉強に対して厳しい親から育てられた人には、「優秀でありつづけなれけばいけない」という価値観が眠っています。

ぜひ、こちらの記事を読むと自分の「価値観」がわかります。

なぜ、「価値観」の説明をしているのかというと、「あの人はなんで非常識なことをするんだろうか」と思ったことに、

自分の中に眠っている「価値観」によって思うからなんです。実は、こういうふうに思うことは、自分の中にある価値観の「常識であらなければいけない」というのがあるからなんです。

私たちは、自分の中にある「価値観」によって生きています。

自分の中に「常識でなければならない」という価値観があると、その価値観によって今を生きていますから、

目の前にする人が、「非常識な人」であったり、「マナーが良くない」という人がいると、

自分の中にある、「常識でなければならない」という価値観が、ふつふつと反応し、

「あいつは非常識な人だ」

「まったくマナーがなっていない!」

と、人に自分の価値観を投影してしまうのです。

投影してしまうからこそ、「あの人はなんで非常識なことをするんだろうか」と思ってしまうのです。

極端なことを言うと、あなたが非常識であったり、マナーが悪い人だったならば、非常識・マナーが悪い人を見たときに、感情は揺さぶられることはないはずです。

あなた自身が常識であり、マナーが良い人だからこそ、そう思うのです。

もちろん、こう思うことは大切ですし、それで良いんです。

いち社会人として、大人として、大切な価値観です!

だから、この価値観があることがダメなんだとは決して思ってはいけません。

その価値観のおかげで支えられていること(ベネフィット)があるので、

価値観は持ち続けていいんです!

「価値観」から生まれてくる、一つの心理的メカニズム

「あの人はなんで非常識なことをするんだろうか」と思ってしまう理由は、「価値観」だと書きました。

では、これがとある心理的メカニズムが影響しているのかといいますと、これは、「バウンダリー(境界線)」が関係してくるのです。

バウンダリー(境界線)とは、他人と自分の間に適切な線を引くことです。

もっというと、「自分の考え」と「他人の考え」を切り離して考えることです。

これだけで、気づく人はいるかもしれませんが、

「あの人はなんで非常識なことをするんだろうか」と思うことは、実は、バウンダリー(境界線)を引くことが出来ていないのです。

バウンダリー(境界線)とは、「自分の考え」と「他人の考え」を切り離して考えることだと書きました。

つまり、「あの人はなんで非常識なことをするんだろうか」という思いは、「自分の価値観から生まれてくる考え」です。

自分が「マナーが良くないといけない」と思っている価値観を持っていると、この価値観を持っていない人を見ると引き出されるからなんです。

だからこそ、相手と私の間にしっかりとしたバウンダリーを引くことが大切なのです。

まとめ

さて、今回は、「あの人はなんで非常識なことをするんだろうか」と思ったら自分のバウンダリー(境界線)を見つめるチャンス!

タイトルで記事を書いてみましたが、自分自身のバウンダリーを引くことが出来ていないことで、

「なんで非常識なことをするんだろうか?」と思ってしまい、自分の生きてきた価値観によって、このように思うのです。

もし、「なんで非常識なことするんだろうか?」と思ったとき、

まずは、「あの人はあの人。私はわたし」と思い、「自分の中で、マナーが良いといういい面があるから引き出されるんだな。それでいいんだな」と自分を褒め、大切にすることがポイントです。

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